VRChatでクラブ体験！The SpeedfreakのGABBERDISCOを全力で楽しめるクラブをVRの中に作った話

by DJ SHARPNEL · 2018年3月3日

VRレイヴの進捗状況についてご報告させていただきます。昨年末にねこますさんのブログの影響で始めて、それ以来どっぷりはまっているBlenderとUnity…ことVRChatでVRレイヴ会場を開発中です。

VRChat Public / Akihabara Nightclub

以前VRChatでThunderdomeを模したウェアハウス型VRレイヴ会場YONDERDOMEを開発中とお伝えしましたが、その広すぎる空間ゆえに「デバッグしている間寂しい」ということで、一人でいても寂しくない程度の小規模なクラブスペース（日本で言う所の小箱）が欲しいな〜と思っていた所、せっかくなので自分で作りました。

この「欲しい」から「作る」への遷移する、ものすごいスピードのDIYサイクル（D：どうしよう→ I：いつやろう → Y：よしやろう）が高速に回っているのがVRChatが強烈に盛り上がっている所以ではないかと思います。数々の神ワールドや神アバターが神作者さまの手によってワシワシとVRChatに投下され、さらにVRChatが魅力的になるというクリエティブポジティブループが、今日もまた、人々をVRChatの前にBlenderとUnityに向かわせたり、super scan studioに向かわせるのだと思います。

コンセプトはアキバの地下クラブ

今回テストように作成しているワールドは、デバッグ中に自分が寂しい気持ちにならないように、だだっぴろ過ぎないスペースでありながら、しっかりとクラブ感のある空間になるよう意識して作りました。コンセプトは、電脳シティ秋葉原のはずれに存在する、地下のクラブ。そこはアニソンもあり、アイドルもあり、ハードコアもあるようなジャンルクロスオーバーなハコで、グッドサウンドと濃密なコミュニケーションが体感できるようなカルチャースペースでもあり、そこに行けば誰もがそこでの遊びがイメージできるようなハコ、ぶっちゃけMOGRAさんをイメージして作りました。むしろ「イメージして」というか過去の写真からパースを確認しながら作ってしまいました。フロアからブースにアプローチする所とかびびる程似てますね。

VRChatに建設中のMOGRA(風)クラブですが、フロア0人だとテストしてても寂しいのでお客さんを投入。これでソロでインしても寂しくない！
楽曲はThe speed freakの新Gabberdisco Mix!! pic.twitter.com/EdNLQvwIcZ

— DJ SHARPNEL@VRDJ (@sharpnelsound) 2018年2月18日

客入れしたMOGRA(風)クラブをブース側から見るとこんな感じ。
ライブ音源はShoutcastサーバ経由でWebpanelからリアルタイム音源を流せそうです。 pic.twitter.com/El5mtCI5Ha

— DJ SHARPNEL@VRDJ (@sharpnelsound) 2018年2月18日

楽曲はThe SpeedfreakのWhat the hell is Gabberdisco ? Mix

まるでMOGRAさんそっくりなAkihabara Nightclubですがライブ音源の再生技術が現状完成していないため、Youtubeで配信されているThe SpeedfreakのWhat the hell is Gabberdiscoをプレイしています。

このミックス最高ですね。セパレート音源は、 Gabberdisco – Bandcampから購入可能ですので、気に入った方は是非。

VRで空間が無限大なのにわざわざ狭い所に集まると最高に楽しい！

先日のインタビュー収録後、TANABEさんの計らいでフレンドの皆さんにご協力いただき負荷テストをさせていただきました。

「フロアが0人だとデバッグしてるだけで20年前の渋谷CUBEでライブ中にフロア空のトラウマが！」という理由でわざわざダミーのモデルを踊らせている、根底が寂しみでできているワールドですが、TANABEさんのお声がけでたくさんのVRChatプレイヤーの方にお集まりいただいたところフロアがいっぱいに。DJブースに立った時に、ブース越しに大勢の方々が踊っている風景が広がっていました。正直HMDの中は大洪水一歩手前になるほどの感無量に、まさにViveコントローラを握りしめながら立ち死にするところであったことを申し添えておきます。

その時の模様がこちら。