AFTER MUSIKING -実践する音楽- にMOD音楽家としてJEAのインタビューが掲載されました
書籍「AFTER MUSICKING アフターミュージッキング-実践する音楽-」(東京藝術大学出版会)に収録されている日高良祐「ネット文化としてのMODの受容-1990年代における音楽ファイルフォーマットの伝送実践―」にMOD音楽家としてJEAのインタビューが掲載されました。
〈ミュージッキング〉の実践書であり、これからの〈音楽〉研究を志す人のための必読書!
音楽学者クリストファー・スモールが提唱した〈ミュージッキング〉。「音楽(ミュージック)」を固定された〈名詞〉ではなく、変化・生成する〈動詞〉として捉えること……行為として、実践として、変容するプロセスとして、そして何より人やモノ、出来事のネットワークとして音楽を理解することから何が見えてくるだろうか。そして、何が聴こえてくるのだろうか……
本書の扱っている領域は多岐にわたる。東日本大震災後の音楽の実践。サウンド・アートと名付けられる前の〈展示〉される音楽。レコードのライナーノーツ。デジタル音楽ファイルの歴史。ライブハウスのブッキングマネージャー。アニソンクラブイベント。日本のダブステップシーン。そしてグローバル化の中のインディー・ミュージック文化……本書を通じて、このような多種多様な場において〈音楽〉と名づけられた営為が単なる聴覚芸術文化にとどまらず、文化や社会、経済や政治のさまざまな実践を生み出していることを見ることができるだろう。
新進気鋭の研究者たち……この中には、ミュージシャンやDJ、音楽プロデューサー、パフォーマーなど実際に音楽の現場の実践にも深く関わっている人たちも含まれている……が、音楽学、ポピュラー音楽研究、社会学、メディア研究、文化研究を領域横断的に移動し、フィールドワーク、参与観察、聞き取り調査、そして詳細な文献研究を通じて、さまざまなミュージッキングの実践を描き出し、分析する。
これ自体ひとつの〈ミュージッキング〉の実践書であり、これからの〈音楽〉 の研究を志す人のための必読書である。
現在首都大学東京で教鞭をとられている日高良祐さんによる、日本のデスクトップミュージックシーンとMODのつながりをネットワークインフラの観点から紐解いた論文に、JEAをはじめ、BUBBLE-B氏など当時MODでおなじみだった方のインタビューが収録。
アニソンクラブやサウンドアート、日本におけるダブステップなど音楽を動詞としてとらえてミュージッキングする8本の行動主義的音楽研究実践録です。