VRChat内バーチャルライブ近日実施!SHARPNLSOUND制作VRChatワールド(VR会議室・VR MOGRA(風)クラブ)をデスクトップモードで体験する方法
現在SHARPNELSOUNDでは、VR世界でのライブ実現に向けてVRコミュニケーションプラットフォームVRChatでテストを重ねています。
近日実施予定のVRライブアクトや、これまでに紹介したVR会議室・VR MOGRA風クラブをVRなしで体験する方法のご紹介です。
ここ最近SHARPNELSOUNDでは、音楽活動バーチャル化の一環としてVRChatでのリアルタイムライブアクトの実現にトライしておりまして、その成果物として、いくつかのオリジナルワールド(自由に体験できるVR空間)コンテンツをVRChat内に公開しています。
この記事では、近日実施予定のDJ SHAPRNELバーチャルライブアクトの体験方法や制作したワールドを含め、いま最も注目を集めるVRコンテンツであるVRChatをVRシステム無しで始める方法をご案内します。
VRChatとは?
いま最も遊んでみたいVRコンテンツ大賞2018受賞待った無し、むしろ自分の中では贈呈済みの「VRChat」。世界中のユーザーが作った様々なテーマやギミックのワールドを、kawaiiアバター達と一緒に観光するバーチャル世界旅行体験コミュニケーションプラットフォームであるVRChatは、2017年にSteamでリリースされたのをきっかけに、300万人を超える大きなコミュニティに成長しました。
VRChatは、HTC ViveやOculus RiftといったPCVRシステムに対応しており、VR空間の中でプレイヤー同士で会話や表情、身振り手振りによるコミュニケーションをとることができます。セカンドライフやMMORPGでも同等のことはできますが、VRChatの大きな特長がユーザがUnityで自由にコンテンツ(ワールドやアバター)を開発して公開できる事です。
これまでは、Unityで何かを作るスキルがあったとしても、自分の作品世界を人に体験してもらうのは一苦労でした。ましてコミュニケーションがとれて多人数同時プレイとなるとその苦労はなおさら。アプリを告知し、人に集まってもらうだけでも大変です。その点、VRChatではワールドとして公開する事で観光地に遊びに来るような感覚で簡単にワールドに来てもらうことができます。
VRChatでは、日々新たなワールドがユーザの手によって公開されており、いつアクセスしても新鮮な体験をすることができます。
VRChatデスクトップモードに必要なPCスペック
VRなしでも遊べるとはいえ、VRChatは多人数接続が可能なリアルタイム3D空間です。
配信元ページでは、動作する最低要件として下記のように記載されています。
* CPU: Intel® i5-4590 / AMD FX 8350 equivalent or greater
* CPU Speed: Info
* ram: 4 GB
* os: Windows 7, Windows 8.1, Windows 10
* Video Card: NVIDIA GeForce® GTX 970 / AMD Radeon™ R9 290 equivalent or greater
* Free Disk Space: 1 GB
これ以下のスペックでももちろん動作はするのですが、しっかり遊ぶとなるとディスプレイモードでもそれなりに3Dゲームがプレイできる環境が必要です。せっかくなので俺は3Dゲームも始めるぜ、という方は、VR対応を見据えてGTX1060クラス以上のグラフィックボードをお勧めします。
まずはSteamをインストール
VRChatはゲーム配信サービスSteamで配信されており、まずはSteamのインストールが必要です。
Steam
http://store.steampowered.com/?l=japanese
Steamアカウントを作成(無料)し、SteamクライアントをPCにインストール(無料)します。
インストールして起動するとログインが求められるので、先ほど登録したアカウントでログインします。この後インストールするVRChatの更新や起動などもこのSteamが管理しています。
最近では洋ゲーの大半がSteamで配信されており、また定期的に有名ゲームのディスカウントが行われているなどPCゲームを遊ぶには欠かせないプラットフォームになっています。
VRChatに会員登録しよう
次にVRChatにアカウント登録します。
この登録はVRChat内で遊ぶためのアカウント登録で、ここで登録したアカウント名がVRChat内の自分のアバターの名前としてで表示されます。
VRChat公式サイト
https://www.vrchat.net
VRChatの操作方法
はじめてVRChatにつなぐと、カッコいいワープ表示とともに先ほど登録したIDとパスワードを入力する画面が表示されます。
ID確認をクリアすると、チュートリアルが開始されます。
このチュートリアルでは、VRChat内の基本的な操作を一通り体験することができます。
移動はFPSやTPSでおなじみのWASD方式。Wを押すと前に進みます。マウスが視点に連動するところもFPSと同じです。真ん中に光っているポイントで、オブジェクトの選択や、メニューの選択を行い、決定(オブジェクトの使用、椅子に座るなど)は左クリックで行います。
W :前に移動
A:左に移動
S:後ろに移動
D:右に移動
Space:ジャンプ(できる所とできない所あり)
Escape:メニューを開く
Shift:押しながらで走る
Left Click:動作決定(使う・座るなど)・ピックアップ
Right Click (Hold):右クリック長押しでマウスカーソル表示
Right Click:拾う
Right Click + F (Hold):右クリック+F長押し:投げる
V (Hold) (If using push to talk):プッシュトークの場合:V長押しで発話
V (If using toggle talk):切り替えモードの場合:発話オンオフ切り替え
Control + N:プレイヤーの頭上の名前を表示・非表示
Control + H:画面上のアイコン表示・非表示
F12:スクショ撮影
チュートリアル内では、ワールド内に設置されたオブジェクトの説明に従いチュートリアルを進めていきましょう。
チュートリアルを終えると公式HUB(ハブ)に接続できます。ここは世界中プレイヤーと共通で接続されるため、突然話しかけられることもあります。特に無言でも怪しまれることはありませんのでご安心を。
プレイ中はESCキーを押すとvrchatメニューが開きます。
メニューでは次の操作を行うことができます。
WORLDS: ワールドの選択(左クリックで選択→Goでワールドに接続)
AVATAR:アバターの変更(左クリックで選択→Changeで変更決定)
SOCIAL: フレンドや部屋にいる他プレイヤー(フレンドリクエストのやりとりが可能)
SYSTEM: 環境設定(操作や音量の設定など)
SEARCH:ワールド/プレイヤーの検索
どのメニューも「Expand」をクリックすると下に項目が開きますので便利選択できます。
話しかけられた!どうしよう!
VRChatは音声によるコミュニケーションが主なので、他のプレイヤーも積極的に話しかけてきます。パブリックHUBの場合、英語で話しかけられることが多いです。とはいえ、だれもが会話可能な環境でもないため無反応でもOKなゆるい感じのやさしみにあふれる空気がただよっています。NPC的なプレイでも全然OKなので、徐々に慣れたらマイクやアクションなどでコミュニケーションをとってみるとよいかもしれません。
また、VRChatでは他のアバター(上にIDが表示されいてるキャラ)はすべて人間が操作しています。パブリックスペースであることをふまえたコミュニケーションができれば、世界は優しみに満ち溢れ、kawaiiが充満した幸せの園となり、我々を導いてくれるでしょう。
SHARNELSOUNDオリジナルワールドに接続する
VRChatに接続することができたら、HUBに設定されたポータル(ワールドへの入り口)やWORLDSメニューから、いろいろなワールドを見学することができます。SHAPRNELSOUNDでは現在2つのオリジナルワールドをVRChat内で公開しています。
Skyhigh Meeting Room
天空に浮かぶ役員会議室。窓に広がる定時時間帯の夕暮れ空に、ダラダラしがちな会議もシュッとします。SHARPNELSOUND内のVR会議に使用。働き方改革にどうぞ。
Akihabara Nightclub
秋葉原のクラブをイメージしたVRクラブ空間。楽曲はThe Speed FreakのGabberdiscoプロジェクトより、What a hell of Gabberdiscoがプレイ。一人で入っても寂しくないワールドがコンセプト。
これらのワールドはWORLDSメニューからアクセス可能です。
天空会議室(Skyhigh meeting room)は、メニュー→WORLD→SEARCH→「Skyhigh」で検索
秋葉原VRクラブは、メニュー→WORLD→SEARCH→「Akihabara」で検索
検索してワールドサムネイルをクリックすると、次の画面が表示されます。
「Go」をクリックするとそれぞれのワールドに接続することができます。
SHARPNELSOUND VRライブアクトについて
SHARPNELSOUNDでは、VRChat内でのライブアクトについて現在テストを行っており、近日初ステージ開催のめどが立ちつつあります。
おっしゃー!PCDJのメインミックス出力を、自前のShotucastサーバ経由でVRChat内のワールドで爆音で鳴らすPoC完了!これでライブ配信環境が8割方見通しつきました。
音声用アバター無しでワールド全体に高音質BGとして流せるので、現実世界の音を完全にほぼ同時にVRに持ち込めます! pic.twitter.com/8vjF6ainHy— DJ SHARPNEL@VRDJ (@sharpnelsound) 2018年3月2日
3月中にはVRChat内に制作したAkihabara Nightclubのライブストリーミングバージョンで、VR化してから初のバーチャルライブアクトをテスト開催したいと思います。その際は是非VRChatプレイ環境を整えていただいて、ご参加いただければ幸いです!
(DJ SHAPRNEL/JEA)